MENU

イベント情報

Event

新旧軽井沢

小説『菜穗子』の世界

2025.03.20〜2025.07.08


堀辰雄は大正12年19歳の夏、室生犀星に誘われて初めて旧軽井沢を訪れ、以後、每夏のように訪れるようになりました。2年後の大正14年、文学の師である芥川龍之介らと初めて追分を訪れ、ハイカラな旧軽井沢と対照的な、古い宿場の面影を殘すこの地での体験は、若い堀の心に忘れがたい印象を残しました。その9年後の昭和9年、堀は、夏から秋にかけて追分に滞在し、「物語の女」を執筆しました。

 この作品は追分と思われる「О村」の自然・風景を背景に物語が展開します。堀はその後「物語の女」の続編を構想し、7年後の昭和16年、代表作の一つとなる小説『菜穗子』が完成しました。

  昨年、堀辰雄文学記念館では、この『菜穗子』を執筆する際に、堀が物語の構想をまとめた「菜穗子創作ノオト」を新たに収蔵しました。5色の色鉛筆で書き分けられたこの「ノオト」から堀が描こうとした作品の背景を窺い知ることができます。

 本展では、堀辰雄の代表作の一つ『菜穗子』に焦点をあて、堀が描こうとした作品の世界を紹介します。

この企画展の詳しい内容はこちら

→企画展チラシ 企画展(PDF/2MB)

Information

開催日時 3月20日(木)から7月8日(火)
開催場所 堀辰雄文学記念館
料金 一般400円(300円)小中高生200円(150円)※()内は20名以上の団体
URL https://www.town.karuizawa.lg.jp/www/contents/1741062952018/index.html
お問合せ先 0267-45-2050

Pickup Site

ピックアップ