軽井沢には樹木、野草、野鳥、動物など多くの生物が存在する。
標高950mから1200mの高原に位置する軽井沢は、関東地方などの平地に比べると、約1ヶ月遅い春を迎える。霧に包まれた短い夏が過ぎると、9月には紅葉が始まり、11月には落葉して、また冬枯れの森となり、氷点下の続く冬になる。年間通しても寒暖の差が大きいが、1日の寒暖の差もある。この変化に富んだ気候が、多くの生き物たちの命を育んでいる。
町内全体を見ると、浅間山の高山植物から山麓のミズナラ林、南軽井沢の湿地など、様々な環境がある。その環境に応じて数多くの動植物が生息している。
植物の種類や野鳥の種類は多いが、冷涼な気候のため、は虫類や昆虫類は、比較的種類が限られる。
希少な生物も多く生息しており、長野県レッドデータブックに記載されている絶滅危惧種(絶滅危惧Ⅰ類、切滅危惧Ⅱ類)の内、軽井沢で確認されているのは、維管束植物で57種、動物で39種である。また、長倉のハナヒョウタンボク群落も、希少性の高い植物群落としてリストアップされている。
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